2010年3月11日木曜日

シンボルを守り切れず(鶴岡八幡宮の大イチョウ最後)

 鎌倉のシンボルの一つであった鶴岡八幡宮の大銀杏が、突然に最後を迎えてしまった。
 台風や地震ではなく、多少の風とみぞれ混じりの雪の影響で、脆くも根元から倒れてしまったのだ。
 テレビで見たら、中は空洞部分が多く、どうも腐っていたらしい。それにしても人の被害がなくて良かった。観光客の多い所では、安全対策は十分にして欲しいものだ。


 こうして見ると、やっぱり根っ子や幹が弱々しい感じがする。 
 鎌倉市中が阿鼻叫喚と化した鎌倉幕府の最後の日も、このイチョウはそこに立ってジッと見てきた訳だ。

 たぶん八幡宮が移されて来た時に御神木として植えられたものではないだろうか。それから推測して樹齢800年以上という事なのかと思うのだが。
 もしかすると詳しい樹齢が分かるかも知れない。


岩殿観音


川越



水戸

 
 これらの大銀杏も樹木の専門家に見てもらって、十分に根を張らせて、養分が取れるようにして長持ちさせてもらいたいものである。