2014年7月20日日曜日

コーセー跡地(上尾市)にイオンモールが進出








 赤く塗り潰した部分がイオンモール計画地



 更地になった(株)コーセー上尾事業所の跡地です。敷地面積は約71,800㎡で、東京ドームが余裕で収まってしまう広さです。
 化粧品で知られたこの会社は、工場等の集約と再配置で事業を効率化するために上尾事業所の閉鎖し、建物や構造物を解体整理して生産・機能などを移転しました。

 その跡地に、(仮称)イオンモール上尾が出店することになりました。オープンは2017年の春を見込んでいます。
 この場所はJR高崎線の上尾駅から南に約1.8キロメートルで、敷地の西は旧中山道に面しています。道路を挟んだ向かいにはホームセンターや食料品のバリュープラザがあり、また北東隣りには上尾運動公園があります。





 解体工事は清水建設が担当しました。




 解体中の案内図




 解体中はこんな感じでした。







 こちらが旧中山道を挟んだ向いにあるバリュープラザです。イオンモールが出来れば客数は減少するでしょうから、吸収合併も十分考えられます。

 イオンモールが先ず直面する課題は、敷地に接する道路が狭く、交通量の多い旧中山道は渋滞を引き起こす可能性が高く、それをいかに緩和するかだと思われます。
 車の出入りは、片側1車線の旧中山道になるので、左車線から右折して駐車場に入ることは先ず許可されないでしょう。そうするとバリュープラザの方にも、イオンモールの駐車場が必要になって来ます。
 そしてそこからは陸橋を掛けて渡ることになりそうです。

 また北側の道路を挟んで隣接する上尾中学校との間の道路は、狭い一方通行の道ために、イオン側の道を広げる必要性が出て来ると思われます。






 敷地の北側を通る一方通行の道路




一方通行の道路に面して上尾中学校があり、現在校舎の改築工事に一部着手しています。





 バリュープラザの北側にある横浜ゴム(株)上尾配送センター





 横浜ゴムの北隣にはボーリング場の上尾スポーツレーンズがあったが、解体されて、今では更地になっています。写真は解体時のものです。
 


 現在ではこうなっています。



 何もありません。






 こちらは上尾運動公園で、陸上トラックの向こうに見えるのは体育館です。





 陸上競技場の正面



2014年7月16日水曜日

旧岩槻区役所(さいたま市)解体と市民会館の耐震化工事など



 
 城下町と人形の町の岩槻にも都市化の波は徐々に訪れ、街並みも随分と変わって来ました。商家の倉が建ち並んでいた印象が以前にはありましたが、もはやその面影はなくて多少寂しい。
 しかし歩道が無くて歩くのが怖かった道路には、りっぱな歩道が出来ていたり、つくっている途中だったりして、建物もセットバックしたのか綺麗になっていました。

 
 解体工事の開始が近い岩槻区役所はもう大分以前に、東武野田線の岩槻駅前にあるワッツ東館の3・4階に移っていました。




  さいたま市に合併される前には、岩槻市役所だった建物です。




 8月17日の「2014人形のまち岩槻まつり」が終わってから解体工事に入るとあります。
 ちなみに旧岩槻区役所解体工事は6月11日に5億4,835万7,040円で、佐伯・ユーティケー特定共同企業体に落札されました。




 解体工事は、鉄筋コンクリート造3階地下1階の本館の他に、3階建ての第一別館や軽量鉄骨造2階建ての第三別館や倉庫や車庫があるようです。




 こちらは岩槻城址公園に隣接する場所で、(仮称)岩槻人形会館予定地と看板にありました。






 公園にを歩いていたら、赤い橋が見えました。

 近づくと水面に映る橋が曲がっていました。


 わ、ギザギザになっている。




  ここは空掘りの下で散策路になっています。



  まだまだ続くようだったが、途中で引き返しました。





 こちらは「さいたま市民会館いわつき」で、耐震化工事を行うとあり、来年の4月1日から再来年の3月31日まで全室が利用停止になる予定です。




 フロアーとフロアーとの間にガラス窓があって、コンクリートの壁が見えない。柱も多くはなさそう。最悪の場合に、大きな地震の時に押し潰されてしまう危険性がありそうな印象を受けました。




 これを見ると水の中に浮かぶ城といった感じがしますね。  





2014年7月13日日曜日

さいたま市大宮区役所の建て替えが前進へ



 
【県大宮合同庁舎と大宮区役所別館の土地交換が県議会で承認】
 さいたま市の大宮区役所移転建て替え計画で、県大宮合同庁舎の土地と大宮区役所別館との土地を交換する議案が、県の6月定例議会で可決された。賛成するための交換条件を出していた県議会の多数派だったが、条件は具体的な所までは踏み出さなかった。

 ここでこれまでの経緯を示すとこうなる。
 2012年12月に県と市で土地交換を締結し、2014年5月に確認書を交わしている。それによると、合同庁舎の自動車税事務所は大宮区役所別館に2015年秋頃に移転し、それまでに別館の改修は市が行う。
 また総合技術センターは2015年3月に浦和合同庁舎に移転する。移転費用と別館の改修費の約8億円は市が負担し、合同庁舎の解体費の7億円は市が負担する。

 交換する土地は、市側が大宮区下町3-8-3の4,295.3㎡で16億3,650万9,300万円になり、県側は大宮区吉敷町1-124-1の7,728.61㎡で約29億8,324万円となる。この差額の約13億4,673万円は市が県に支払う。




【しかし大学病院誘致や鉄道の延伸協力が条件】
 賛成に転じた県議会多数派の条件は付帯決議として表明され、「大学病院の誘致や埼玉高速鉄道の延伸など交通インフラの強化を県と市が連携して取り組むようにする」となっている。


【その大半が市や県で費用負担】
 大学病院とは順天堂大学医学部付属病院のことであり、さいたま市緑区の埼玉高速鉄道浦和美園駅のそばに位置する浦和東部第二特定土地区画整理事業地内に誘致する計画で、土地取得費や建設費の大半を市や県で負担するというもの。
 また、巨額の税金が投入されて建設された埼玉高速鉄道の延伸は、今でさえ大きな赤字を抱えている上にさらなる赤字を抱え込むことになり、市民や県民の負担が一層大きくなる可能性が極めて高い。


【さいたま市の財政が悪化へ】
 さいたま市は、旧の大宮市と与野市と浦和市と岩槻市の4市が合併してできた政令市である。商業都市として栄え、税収が豊かであった旧大宮市は以前は国からの交付税はなかったが、周辺の他の市と合併することによって、国からの援助がなければやっていけない市になってしまった。

 また公共施設の老朽化対策や広くなった市内に同じような条件の公共施設を設けようとすることから、公共事業への支出は一段と増えることになる。
 そうすると市の公共料金や税収は上げざるを得なくなり、最悪の場合は財政が行き詰ることにもなる。


【下水道料金の値上げ】
 現にこの7月から下水道料金が大幅に上げられることになった。市は耐震化を進めたり、老朽化した管の交換が必要になっていると言うが、東京や横浜と違って100年も前から下水道があった訳ではない。整備が進んだのは30年とか40年くらい前からだろうか。
 また合併で周辺の田園地帯の下水道整備も早まって、予算が大幅に増えることも予想される。

 しかしながら田園地帯の遠くの各一軒家から延々と下水道管を引いてくれば、大きな予算が掛かるし、枝線の管が増えれば増える程に大きな本管の容量も不足して来るから、それも新たに口径の大きな管にしなければならなくなって来るかもしれない。これにもまた莫大な費用が掛かるだろう。
 費用の増加を食い止めるためには、簡易下水道の活用や小規模下水道の工夫が必要と思われる。
 
 

 


2014年7月11日金曜日

旧大宮ロフトビルは大改修して「よしもと劇場」もオープン




 JR大宮駅東口から100メートルも離れていない所に大宮ロフトが入っていたビルがあり、ロフトは西口に移転し、そのあとでは耐震化補強工事が行われていた。

 しかしその工事も終わり、6月27日にブックオフが中山道の向いのビルから移って来て、さらにはドンキホーテが3・4階に入り、7月7日には大宮ラクーンよしもと劇場がグランドオープンした。

 まだ準備中で近々開店する店舗も残されているが、7割くらいは営業を始めている。

 よしもと劇場は、静岡県沼津市でも同じ日のオープンしたという。関東では、昨年12月にオープンした幕張イオンモール店がある。

 今回の大宮と沼津は、パチンコチェーンを経営しビルの権利者でもある「浜友商事」と、吉本興業による共同運営で、浜友商事が家賃を負担するようだ。



   左がロフトが入っていたビルで右はドコモが入っていたビル。化粧直しした看板の店舗名が同じなので、建物の後ろの方で繋がったりしているのだろうか?
 まだ右のビルの方はシャッターが閉まったままで、オープンしていない。




 ドンキホーテは駅の東口を出て、右手の南銀座通りを入ったすぐの場所にあるが、店は閉められているので、こっちに引っ越すようだ。




  この建物は取り壊されて新築ビルが建つようで、「事業計画のお知らせ標識」が出ていた。それによると、

   (仮称)大宮大門町ビル新築工事・・・さいたま市大宮区大門町1ー93

   貸店舗ビルを建てる予定

   規模は、鉄骨造7階建て、延べ面積は約1,491㎡。

   工期は、2015年1月中旬から2016年1月中旬までの予定。

   施工は大成建設(株)。




劇場をオープン加速させる吉本興業の“地方戦略“の狙いと公算

大宮ラクーンよしもと劇場