2010年3月3日水曜日

激震の池袋東口駅前

 池袋に来たら、相次いで有名な小売業の会社が倒産していたのを目にして驚いた。

 川口のそごうデパートの裏手にあったキンカ堂が店じまいしたのは1995年だった。あれはそんなに前の事だったかと今更のように思い返した。

 このあいだ深谷を歩いた時に、寄りはしなかったが離れた所から看板が見えて、自分の大体の位置を知るのに利用した。あまり買い物をした事はなかったが、身近に感じている店だけに寂しい気がした。

 会社の概要を調べたのを、下に書いてみた。

 池袋駅東口のすぐ近くに本店を置く、(株)キンカ堂が東京地方裁判所に自己破産を申請し、倒産した。

 1951年に設立され、衣料、生地などの販売の他、雑貨や食品販売も手がけて、埼玉・栃木など北関東を中心にスーパー「キンカ堂」や手芸専門店「バイハンズ」の店舗を増やし、1991年には年間の売上高が約804億円あったという。

 しかしスーパーは他の大型店に押され、2002年からは「バイハンズ」を中心に展開して来たという。
 負債総額は、約45億7000万円。

 閉じられたシャッターの前には人だかりが出来ていた。手書きや走り書きしたような紙がたくさん張り付けてあった。債権者のでもあるのかと覗くと、割と常連の買い物客からの感謝の言葉が目に付いた。




 駅から延びている駅前の大通りに面した店の間口は広くないが、奥行きは100メートル弱位とかなりある。

 壁も部分的に禿げ落ちていて、経営状態の一端を垣間見る事が出来るかのよう。


建物は向こうの通りのビルまである


 こちらは駅の真正面とさらに駅寄りの家電量販店で、2月末に64年の幕を閉じたばかりだ。


 一方こちらも昨年5月に閉店した三越デパートの跡に入った大手家電チェーン店で、駅の真ん前に位置している。