2010年2月6日土曜日

JR与野駅前の平日一本だけのバス乗り場



 ここはJR京浜東北線の与野駅西口駅前だ。さいたま新都心もすぐ側という事もあり、高層マンションも多い。
 駅前も綺麗に整備されている。まさに埼玉県さいたま市の「さいたま新都心」に隣接したほぼ中心的な場所にあり、その地名もさいたま市中央区である。
 
 そして、駅の真正面にあるのがこの写真のバス乗り場である。

 どっち方面へ何本ぐらいのバス路線が延びているのかと、近寄って見た所、何と東武東上線の志木駅に行くのが平日に一日一本だけだった。しかも土・日は運休だ。
 
 路線バスに揺られてあちこち行くのが好きな私には、近ごろ路線バスが少なくなって行くのが何とも寂しい。
 JR宇都宮線の土呂駅とステラタウンを往復しているバスは、大型バスから小さいマイクロバスになったみたいだった。地方へ行くと、大分以前から背の高い一般の乗用車程度の大きさの車がバスの代わりをしているに何度か乗った事がある。

 西武バスでも、ひと回り小さいバスが何年か前から走っているのを見ている。大型のジャンボ機ばかりを集めたみたいな日航があんな風になって、やっぱり機敏に対応するって事は重要なのかなと思う。


 確かJR蕨駅の西口もバスは極めて少なかったような記憶があるけれど、埼玉県の場合は以前からしばしば言われている事ではあるが、県の南北の交通は発達しているが、東西の交通には難があるのだ。

 どうしても都心の方へと人の流れは多くならざるを得ない。これは東京都でも似たような事が言えるのだ。都の場合には都心と郊外とを東西に結ぶ鉄道路線が多くあり、北の方から挙げて行くと、西武池袋線、西武新宿線、JR中央線、小田急線、京王線とこれらの鉄道が並行するように走っているが、それぞれを結ぶような南北の鉄道がほとんどなく、バス路線にしても弱い部分が多いと言える。

 まあ、そういった地域特有の事情があって、写真のようにバスの運行が平日に一本だけ、といった事になってしまったのではないかと思われるのである。