2010年2月22日月曜日

アーチストの繊細な才能と傷付き易い精神

 カーペンターズのカレンが拒食症で死亡した事は有名だが、どちらかと言うと顔も面長で痩せている感じに見えたので、拒食症で亡くなったと聞いた時には驚いた覚えがある。
  
 そしたらこの間、音楽評論家のU 氏が、「彼女は下半身が太っているのを悩んでいた」とラジオで言っていた。外国人の体型で上半身の割には下半身が太り気味の人は、観光旅行の外国人の団体さんの中に偶に見掛けたりする事もあったので、そんな風だったのかなあと思っていた。

 でもユーチュ-ブで珍しく脚の分かる映像があったのだが、どちらかと言えばほっそりした感じで、少しも太ってはいなかった。
 映像の時期は分からなかったが、もしかすると晩年で、拒食症を患っていた時だったかも知れなかった。だとするともっと若かった時にはもう少し太かったのかも知れない。

 例えそうだったとしても、それ程悩む様な事ではなかったのではないかと思われる。そうすると拒食症の原因は極めてメンタル的な要素が強かったのではないかと考えられもする。もっと精神的な奥深い部分において、重要な原因となる要素があったのかも知れない。

 マイケル・ジャクソンにしても、自身の丸っこい鼻が本人としては好きでなかったようだが、他人からするとハンサムだし、ちょっと理解し難い所が感じられる。

 概して芸術家というのは、やはり繊細な才能が必要とされる。その繊細な部分を有するが故に、普通の人以上に周囲の言葉や態度に反応してしまいがちな面はあるのだろうか。傷付き易い豊かな感情や精神が、ある時には芸術を生み、ある時には深く傷付いてしまうのだろうか。