2010年2月14日日曜日

法人税収が10.5兆円の意味

 テレビを見ていたら、菅財務大臣が「法人税は5兆円なんですよ、良い時は15兆円あった。ほとんどは赤字企業で法人税を払ってない。」と言った様に聞こえた。

 えっ、法人税が5兆円しかない?そこで確認しようと財務省のホームペ-ジを見たら、平成21年度の税収予測で、法人税10.5兆円、所得税15.6兆円、消費税10.1兆円と出ていた。「5兆円じゃないぞ、どこから出て来た数字だ」と思い、他の年度の数字を見てみると、法人税は平成19年度に14.7兆円あったのが、リーマンショック後の平成20年度には10兆円になり、差し引き4.7兆円も減ってしまっている。

 もしかすると、この4.7兆円減った数字の事を言って、「約5兆円下がってしまった、良い時は15兆円あったのに。」と言ったのをこっちが聞き違えて、「法人税収が5兆円しかない」と受け取ってしまったのかも知れないと思った。
  あるいは、新人の財務大臣の菅さんが誰かにレクチャーされたのを間違って聞き取ってしまったのか、ちょっと分からない。

 竹中さんの場合とかは滑舌が良く、はっきりした言葉の発音をするので、聞き取り難いことや聞き間違えはほとんどないが、語尾がもごもご言う人や発音のはっきりしない人の言葉は中々苦労する。

 しかし改めて法人税が3分の1になってしまったを、数字を見て実感した。あの時、当時の麻生総理は「日本にとっては蚊に刺されたようなもの」と言っていたが、それは総理だけではなく、多くの日本中の専門家と称する人達がそんな風に言っていたのだ。
 要するにほとんどの専門家と称する人達には、経済の、産業の、金融の繋がりが見えてはいないという事を、図らずも証明してしまったのである。