2009年11月5日木曜日

日銀の貨幣博物館で企画展をやっていた


 日銀本店前の道路を挟んで向かいにあるビルの貨幣博物館で「海を越えた中世のお金」という企画展を開いていた。
 中世の日本では、中国から輸入された北宋銭が約8割も使われていた。
 発掘でしばしば見つかる、貨幣の穴に紐を通して束ねた大量の出土銭を見ると、相当に使用されていた事を伺わせるものがある。
 しかし作られ過ぎたのか段々と粗悪品が増えて来て、貨幣への信頼が低下していったという。
 粗悪品が増える前のものと思われる壺いっぱいに詰め込まれた銭貨は約7,700枚。これは宮崎県で発掘されたものと伝えられる。
 ちなみに「銭貨であれば、作られた国や時代に関係なく、1枚1文で使用出来た」という。