2010年4月22日木曜日

スポットライト症候群と呼ばれているもの

 「温室効果ガス排出量を2020年までに25%削減する」と言って欧州で大好評だった人、「県外に移転する」と言って大喝采を受けた人、「私には腹案があります」と言って国民に「えっ?」て注目を浴びた人、「私は愚鈍です」と党首討論で言ってまたまた国民の驚きを買っている人、・・・

 自らの言動によって、良くも悪くも注目を浴びる。その注目される事が一種の快感で、止められなくなってしまう。そしてまた、その種の言動を繰り返してしまう。

 5月末までと別に言わなくても良い事を言ってしまって、「本当に大丈夫なのか」と回りが心配し、世間がその期日に注目する事で、本人は選挙への影響を考えると不安は確かにあるのだろうが、注目される事の快感の方がそれに勝ってしまう。

 5月末になったら、「私は今年の5月末と言ったつもりはない」と、来年5月末だと言い出しかねない。誰かがそう言っていたが、あり得る事だと思う。それで日本中が大騒ぎになる。これがまた、どうにもならない快感になるの訳である。

 こういうのが、どうもスポットライト症候群というものらしい。ある種の病的な傾向を言う様なのだが、そう言われてみるとこれまでの言動を思い起こして見た所、そんな気にならなくもない。

 そういえば「私を宇宙人と呼んでください」みたいな事も言ってなかったっけ。ちょっと心配である。