2010年5月3日月曜日

各鉄道で別々な特急、急行、快速などの意味合い


 JR中央線の快速の種類はこれだけある。どの快速がどの駅に停車するのか、どこを通過するのか、うろ覚えだと結構間違ってしまったりする。

  ある時、首都圏のJRのとある駅で電車を待っていたら、「急行」と書かれた列車がホームに入って来た。
 行き先を見てから、乗ろうかどうしようか迷った。私鉄だと急行料金はどこも必要がない。しかしどうも乗る客は少ないし、中の乗客も皆座っている。車両のタイプは旧国鉄時代の特急のものである。急行券がいる様な感じがしたので、乗らなかった。

 とにかく各鉄道会社で同じ言葉でその意味が違うというか、特急料金や急行料金が必要だったり、必要でなかったり、特別快速と特別急行がどちらが早く着くかが逆だったりといつも混乱してしまう。
 JR京浜東北線は昼の一定時間帯だけ東京と秋葉原の間が快速運転になったりするのもある。

 時々利用する僕がこう混乱したりするのだから、恐らく地方から出て来たり、外国から来た人達やお年寄りはもっと混乱するだろう。

 イギリスやアメリカへ行って、鉄道を利用した事があるが、混乱した思いはない。これって、一種のガラパゴス化か?なんか詰まらん所をワザと分かり難く、あるいは引っ掛かり易くして、知らなかったりして引っ掛かったりする人を笑ってある種の優越感を味わうといったチョット救いようのない情けない類のやつなのかと思ったりもしてしまう。
 そういえば、乗り継ぎとかの案内で、ワザと分からない様にモゴモゴいうようなのがあるが、あれもガラパゴスの一種かも知れない。

 またそういえば、文章なんかでもワザとの様に曖昧な意味不明なものを書いて、「オレは難解な事を知っているんだぞ」と見せ掛ける詐欺師の様な執筆家が時々いるが、あれもガラパゴス的と言えるのか。

 とにかくそういうのは、国内レベルでは相手にしてくれるかも知れないが、ひとたび国外に出たら、鼻も引っ掛けられないだろうという事は肝に銘じて置くべきだろう。

 本当に観光立国を目指すならば、分かり易さを心掛けるべきだと思う。

 その内に、「特上」とか「通勤特並」や「特々」あるいは「ホリデー特盛」なんかが出て来たらどうしよう。