2010年5月5日水曜日

普天間、5月末までに決着の意味

 H総理が米軍の普天間飛行場移設問題を「5月末までに決着させる」と言った時、「あっ、これは5月で辞めるんだな」と思った。その事は多分このブログにも書いてあったと思う。

 恐らく、彼自身の母親からの多額の資産贈与の件やO幹事長の不透明な政治献金の問題で、このまま参議院選挙に突入となれば、民主党は惨敗する事は、予想がついたのではないかと思われた。だから7月の選挙前の5月で辞めて、新しい執行部になって参院選を闘うつもりだと思ったのだ。
 H総理が辞めれば、必然的にO幹事長も辞めざるを得なくなるのではなかろうか。

 そして恐らくこれが民主党にとっての最良の筋書きだろう。しかし、H総理の本心はまだ知れないし、O幹事長がどう動くのかも不確実だ。

 昨日、沖縄で「『普天間移設は最低でも県外』と言ったのは、私の気持ちであって党の公約ではない」と彼が言ったのは、党へのダメージを最小限に抑える思いから発した言葉と言えよう。

 いくらなんでも5月末までに辞めないという選択はないだろうと思われる。もし辞めない選択を取るとなると、この人は何なんだという、国家としてもそして国民全体からも、この一連の流れの不可解とも思える現象への疑問が一気に噴き出して来る事になろう。

 そうなると、この一連の幼稚極まる出来事が、名門の出身、東大卒、内閣総理大臣といったそうそうたる肩書を持つ一人の人間のその実態、知的レベルそのものが問題視される事になってしまう。
 そうなった時、「待てよ、この幼稚さは、果たして総理一人に限った事なのか。それとも同じ様な人間が恐らくもっとたくさんいるのではないか。そしてそれらの人々がこの国の舵取りをしているのではないか」というそんな疑念を引き起こす。

 さらには、「一体この国は大きな問題ではなくても、もっと小さな問題であっても、解決に導くだけの能力があるのだろうか」という不安を人々に呼び起こし、何かもっと根本的な事から思い切って直して行かないと、全く希望も何も持てない先行き真っ暗になってしまうという不安を抱かせる事にもなる。