2010年1月21日木曜日

鎌倉観光の穴場(名所・旧跡) その二

 JR北鎌倉駅前の道の歩道を鶴岡八幡宮の方へと歩いて行くと、やがて横須賀線の踏切が見えて来る。これを渡ってもう暫くすれば、建長寺に着く。この寺院は数ある鎌倉の寺院の中で最も規模が大きく、古い建築物も残されている。
 

総門


 山門



手前が仏殿、奥が法堂


上の写真と反対の角度から撮った


                       古木


半僧坊


勝上嶽


  建長寺の伽藍が建ち並ぶ境内を奥の方まで行くと、裏山の勝上嶽へ上る道がある。短編小説の「海と夕焼け」(作:三島由紀夫)で、夕日に照らされる相模湾の一望が美しい様子が描かれているので、ちょっと大変だが登ってみる事にした。  

 半僧坊まで行くと、そこからも相模湾を展望する場所はあったが、太陽が見える方向にあるので、眩しくて良く見えない。ここから勝上嶽へはすぐだった。そこにも展望台はあったが、同じように逆光で相模湾はうっすらと見える程度だ。
 
 空が夕焼けに染まるまでには、まだたっぷり時間があって、とてもそこまでは留まる事が出来なかったが、夕日に照らし出される相模湾は見てみたい気がした。
 しかし、ふと思った、「行きはよいよい、帰りは恐い、の世界だぞ」と。すぐ暗くなってしまうし、急坂で足場は悪い。やはり止めておいた方が良さそうである。