2009年8月26日水曜日

東京駅(平成の大改修)


 平成の大改修中とでも言おうか、東京駅の駅舎が工事の真っただ中である。丸の内口のドーム型の天井は鉄筋が露わになって、鳥の巣でも伏せた様な具合になっている。

 またすぐ傍の中央郵便局は、一部を残して殆んどが壊されてしまっている。H大臣が「誰が壊したんだ!」と乗り付けた車から降りざまに、カメラの前で怒鳴ったのは記憶に新しい。

 日本郵政というと「郵政民営化」、「かんぽの宿の売却」が話題になったが、最初に鳥取県の「かんぽの宿」が1万円で落札されて、その半年後に6000万円で転売されて老人ホームになったとニュースで知った時に、誰もが憤って拳を振りあげた。それから暫く経って、他の物件との抱き合わせのバルク販売だったというニュースが流れても、一度あげた拳はもう降ろせなかった。大臣もその中の一人じゃなかったのか。

 この「時間差ニュース流し」っぽいのが結構目立つ印象があるんだけど思い過ごしだろうか。例えば「足利事件」だが、菅谷さんは警察にだけではなく最初の弁護士にも自白をしてたって事を、無罪という世論がほぼ形成された後から、その弁護士のインタビューを流したりするような印象があるんだけどね。

 S中学校の女子柔道部員死亡事故についても、死亡原因がいじめによる可能性が高いという印象を視聴者に植え付けておいてから、第何弾かの中で、以前に脳の病気で入院した事があるという事実を明らかにするとか、何か後出しじゃんけんの様な感じがしなくもない所が引っ掛かる。