2009年8月22日土曜日

食料品の値引き

 弁当を値引き販売するさせないで、コンビニチェーンがニュースになっているが、駅前のスーパーでも閉店近くになると、半額まで値を下げる商品が出て来る。近頃では、もったいない運動でどこでも見切り品販売や値引きセールをやり出したが、中には味がおかしかったり、腐りかけたものも含まれていたりするのには辟易してしまう。

 弁当にしても賞味期限内に売るのだが、弁当を作った日は昨日今日でも、それに使う食材が調理後の時間が経過して既に悪くなっていたりする事があるのだ。どことは言わないが、食堂にしても近頃ポツポツ出て来たような印象を受ける。

 なぜこういう事が起こって来るのかと言うと、健康志向で調理が薄味になって来たり、保存料も使用が減っているからではないかと思っている。これをまた大騒ぎしてやんやと言うと、よーしとばかりに濃い味にしたり、保存料をたんまり入れられては消費者の方も困る。

 だからこっちも多少の事には目をつぶってはいるが、デパートの生鮮食料品売り場で見切り品のトマトの裏にカビを見付けた時には、さすがに参った。

 10年位前だったか、スーパーの野菜売り場で、台車に乗っていたトマトを手に取って、「これ、いくら」と近くにいた店員さんに聞いたら、「捨てるやつだから売れない」と言われた。真っ赤に熟れたトマトで、「アメリカじゃー、普通のトマトの数倍の値段で売ってるよ。リコピンが多くて栄養化が高いんだよ」と言って、半額で売ってもらった。

 それからすると、今のありようはちょと行き過ぎかなと思わなくもない。