2010年2月26日金曜日

バンクーバーの主役、女王キム・ヨナ

 冬季オリンピックの花、女子フィギアで浅田真央選手は、残念ながら女王キム・ヨナを脅かす所までは行かなかった。

 二人が表彰台に上がって並んだ時、背の高さは全く一緒に見えた。ジュニアの時から同じ様に背が伸びたのではないかと思われた。

 しかし一方はそれに旨く対応出来ている様に見え、片方は身長の変化に伴ってかなり苦労したように見えた。その違いは何なのか。

 キム・ヨナは15歳の時から19歳の現在まで、カナダのコーチにカナダで指導を受けている様である。ショートプログラムの後で英語のインタビューを受けていたが、喋りも聞き取りもかなりのレベルのように見えた。

 日本の場合は外国人コーチを呼び寄せているのか。その辺の違いは何なのだろうか。

 それにしても、韓国全国民の期待と全世界の注目を一身に浴びて、そのプレッシャーに堂々と耐えて、最高の演技を行うといった主役の自覚と精神力には脱帽だ。

 また浅田も、今シーズンの不調から良くここまで持ち直して大会を盛り上げた事に関しては、その努力に多くの人が恐らく何かを学んだのではないかと思われる。

 この19歳の女性たちから、我々が教えられるもの学ぶべきものは、その精神力の一つをとってみても大きい。