2010年12月21日火曜日

奈良時代の人口の続き

 ちょっくら大雑把な計算をしてみた。

 計算のもとになるのは、平安時代の「和妙類聚抄」だ。奈良時代と平安時代とでは200年位の差があり、郷自体もおおよそ同じとは言い切れないので、目安程度にしかならないと思うが、一応数字を出して見ると、次のようになる。

 国が全国に68ヶ国あり、郡が592郡あるという。そして郷は4026という。

 1郷が約1200人とすると、1200 × 4026になり、483万1200人という事になる。

 しかし、当時(律令時代)は奴婢と呼ばれる人達もいたりその他にもカウントされない人々もいた事が推測出来るので、その人達を加え、さらには大和朝廷の支配の及ばない地域にいた人達の事をも人口に入れるとなると、増える事になるので、600万とか700万人になるのではないだろうか。