2010年4月20日火曜日

埋蔵金を探していたら、隠れ借金が出て来た?

 国の特別会計とか、埋蔵金とか以前は騒いでいましたが、最近はぷっつりとその話題も消えてしまいました。
 想像してみますに、貯めてあるおカネがあると思って調べてみたら、あに図らんや隠れ借金が続々と見付かってしまい、これは公表すると国の一大事と頬被りしてしまったという所ではないのでしょうか。

 何でも、UR 都市整備機構の累積債務は13兆6974兆円で、毎年毎年1090億円程度の国や地方公共団体からの税金が投入されているという。

 独立行政法人は何千になるとか多過ぎて忘れたが、1法人でこうだからまさかこれが数千倍あるとは思わないが、・・・

 つまり会社でもそうだが、隠して隠してもう隠しきれなくなって、ついに表に出た時にはもう手の打ちようがないといったパターンが多いのである。

 しかしもしこれでまた隠し続けていったら、パンクした時にはその衝撃も今以上に大きくなる訳だから、早いうちに大きな傷を受けないようにオープンにすべきなのだが、H総理の普天間基地問題での言動を見ていると、・・・

 余りこういう事ばかり書きたくはないんだが、事態を良くする方向へと持って行く人が、どうにも少ないもんで、仕方なく義務感で書いている。
 
 何も公務員が良くないと言っている訳ではない。本来、民間企業が行うと採算性を考えざるを得ないので、その採算性には乗らなくてもどうしても社会にとって必要な部分が出て来る。それを公共としてやるのであって、誠に有意義なことである。だが、それが本来の目的を見失って、増殖という違った方向性を見つけ出して仲間を増やして、権力を握って自分達に都合の良い社会を作ろうとした時に、その組織が癌細胞に一気に変わってしまうのである。

 そういう採算性の取れない組織が、数え切れないほどの独立法人や一部の民間企業を巻き込んで余りにも巨大な組織に広がってしまった結果、膨大な借金を国、そして国民が背負う事になってしまったのである。