東京と、その周辺の県を訪れて、ランダムに記事にしていったブログです。東日本大震災以降、建物の耐震化の面からも建設需要が高まっているので、最近はその取材が多くなっています。 その他に政治・経済・教育などのミニ論評も挟んであります。
2009年10月22日木曜日
今年度に発行される日本銀行券16.8兆円(日銀へ行って来た)
JR王子駅から近い所に印刷局王子工場はあった。門の外から中をちょっと覗いて、守衛さんに「工場見学は出来ないか」と聞いてみた。すると、「ここは出来ないがもう少し駅の方へ行った所に印刷局の展示室がある」という。また「滝野川工場では見学が出来たが、今は工事中である事やインフルエンザなどの理由から中止になっている」ともいう。
そんな訳で、先ずはその展示室へ行ってみた。小ぢんまりとした所で、余り知りたいと思う様な事は展示されてなかった。
「お札って一年間でどの位の金額が刷られているんですかねぇ。何か資料はないですか」と聞いたら、「日銀がどうのこうのフムフム」とか言われたので日本橋にある日銀まで行ってみました。
団体見学のバスとかが停まっていて、守衛さんに聞いて中の受付に行ったが、いま申し込んでも一週間後だという。
折角来たのだからと、聞きたい事を幾つか質問してみた。
滝野川の印刷局で刷られたお札は、日本橋の日銀へとやって来る。そのお金は各銀行などの金融機関へと貸し出される。一方で銀行などは国から国債を購入していて、その国債を日銀に買い取ってもらって、引き換えにお札をもらう、といった流れですか?と聞いたら、そんな事をしたら日銀に国債がどんどん溜まって行ってしまい、幾らでもお札を印刷出来てしまうので、法律で禁止されているという事でした。
じゃあ国債はどこに行っちゃってんですか?と聞いたら、オペレーションといって数日とかの短期に日銀と金融機関との間で国債をやり取りして、日銀に留めて置かないようにしているとの事だった。
「それって日銀と金融機関で共同で持ち合っているって事じゃないんですかね。」とチョロっと突っ込みを入れた。
結局お札を刷る総額ははどんどん膨らんで行ってるんじゃないでしょうかねぇ。国や地方自治体の借金が増えている訳ですから。
ちなみに財務省の発表では、平成21年度の日本銀行券の製造金額は16兆8400億円になるという。 (つづく)