2009年10月17日土曜日

子供たちの遊び


 子供の頃は良く走り回って遊んだりした。中でも遊びのルールを決めるのが好きだったな。

 心に残っているのは、近所の寺の賽銭箱があって、その一段低くなった幅の長い階段の一枚板だったかが敷かれた所で、何メーターあったろうか片方の端にビー玉を置き、もう一方の端からそれを当てる遊びがあった。

 投げたビー玉が当たらなかったら、的を置いた方の人に取られる。逆に当たれば何個かもらえる。その置く位置が、当て易い場所と、割れ目が盛り上がったりして当て難い場所があり、それによって当たった時のもらえる玉の数を両者が相談し合って決めるのだ。

 例えば当て易い所は5個、当て難そうな所は10個と決めて、もし一投目で首尾良く当たれば5個もらえるし、当たらなければ転がして向こうへ行った分は摩ってしまう訳だ。

 今ではこういう遊びはご法度になったらしいが、僕としては学校の勉強より貴重なものを得た様に思う所がある。何か交渉術みたいなものや読みの勉強になった気がするのだ。