※代々木公園の①~⑩の地点で蚊を採取し、ウイルスを持った蚊が見つかったのが☓印のある①②⑤⑩の4地点。
代々木公園の4ヶ所でデング熱のウイルスを持った蚊が見つかった。ほぼ全域に及んでいる感じがするが、どうして広がったか探ってみた。
デング熱のウイルスを血液中にたくさん持った海外から来た人が、8月中旬に行われた国際イベントにいたようだ。
その人が代々木公園で蚊に刺された。1匹かもしれないし、複数かもしれない。その蚊がまた他の人を刺した。そうやって広がる可能性と、ウイルス保持者が公園内を移動している間に違う蚊に刺されて広がった可能性もある。
そうやって広がった蚊が、イベントが終わって数日後に公園にやって来た人を刺すと、その人にウイルスが感染してしまう。
全国から代々木公園や近辺にやって来て運悪くウイルスを持った蚊に刺された観光客が地元に帰り、発病しても広がる可能性は低いという。
感染が広がるには、その人が発病状態でウイルスをたくさん保有したまま、蚊の多い人の集まる場所に行かなければならない。例えば公園での盆踊りや神社の夏祭りである。
だからこの夏に代々木公園に行ってもしやと思った人は、地元に帰ってからは今年は祭りなどは自粛しといた方が良いかもしれない。
追記:テレビのコメンテーターが指摘していたが、ウイルスを持った蚊に刺された人が公園内を移動して他の蚊に刺されても、その蚊にウイルスは移らない。数日しないと人の中でウイルスが増えないので、その初期にウイルスを持たない蚊に刺されても、その蚊がウイルスを持つようにはならないという。そうするとデング熱を発症した人が公園内を移動し、4ヶ所で蚊に刺された事になってしまう。あり得るのか、その辺が疑問だ。