2010年3月3日水曜日

岩槻駅前のサティが撤退(埼玉県さいたま市)

 東武野田線岩槻駅前にあるスーパー「サティ」が入った商業ビル「ワッツ」は、売り上げ不振のために3月7日に閉店する。

 昨年新聞で見たので、閉店することは知っていたが、いつかは知らなかった。行った時は閉店セール中で、入り口付近で「3月7日か、結構迫っているね」と言う二人連れの声が聞こえた。

 一応見て回ったが、目ぼしい商品は売れてしまったらしく、買いたいものは見つからなかった。
 この商業ビルは、岩槻市から合併後に引き継いださいたま市の第3セクターが経営しているが、2002年にキーテナントのスーパー「サティ」の撤退を引き止めようと賃料を半額にしたが、一層の経営悪化を招いたようだ。
 新聞によると、市は所有する債権の74%にあたる約13億7000万円を放棄し、新たに5億円を出資するという。その上で、2008年度末で約58億円ある負債を2009年度末までに約16億円圧縮し、20年後には黒字転換するとか。

 サティの撤退後は、地下の食料品売り場には、他のスーパーが決まっているという。問題は上の階だ。
 食料品は毎日食べるから、立地条件が良ければ問題はない所だが、総合スーパーやデパートでも言える事だが、衣料品などがロードサイドなどの専門店に押されて中々売り上げがのびない。
 そこでおそらく市の公共施設を入れたり、趣味などの教室や保育所なども考えられる様に、そこの住民のニーズに合った店舗や施設が入居する事になるだろう。