2014年3月18日火曜日

豊洲新市場は当初の1.6倍で落札




建築工事に関連した新聞記事を拾ってみた。次の通り。

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日刊ゲンダイより抜粋 2014年02月16日10時26分
豊洲新市場の建設工事が13日、再入札で成立した。東京都が設けた予定価格は、落札がなかった前回の1.6倍。実に400億円の上乗せである。その結果、合計1034億円でなんとか落ちた。

 青果棟、          160億円  →  259億円    99億円のアップ

 水産仲卸売場棟、    260億円  →  436億円   176億円のアップ

 水産卸売場棟        77億円  →   208億円   131億円のアップ


法大教授の五十嵐敬喜氏が語るところによれば、

 
「東京都の予定価格は、細かい材料費も丁寧に積み上げて出しています。積算根拠はかなり正確。それでも不調に終わったのですから危機的状況です。被災地の復興で工事が増えているところに、アベノミクスの公共事業拡大があり、国土強靭化も計画されている。工事は山積みです。一方で請け負う業者は足りない。需給バランスは完全に崩れている。だから、きっちり積算した予定価格を1.6倍に引き上げなければならないような事態まで発生しているのです」


 五輪関連事業も、膨張は避けられない。東京都は建設費の総額を4554億円と見積もっていたが、当初計画では1300億円だった国立競技場ひとつ取っても、一時は3000億円にまで膨らんだ。最終的に下村文科相が「1700億円」とはじいたが、これで収まる保証はゼロ。東京都が負担を押し切られた500億円も、さらに増える恐れは大きい。

 東京都は五輪のために4088億円を積み上げているが、足りなくなるのは明確である。
「新市場は1.6倍でしたが、このまま建設費のインフレが進めば、五輪関連施設は2倍、3倍になる危険性もある」(五十嵐氏)


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 その後のニュースではショッピングセンターの建設費が1.5倍になって、もう日本では造れなくなったとか、マンション価格が跳ね上がるとか、大手での工事ミスも報道されている。


        (この記事は作成途中です。)