解体工事は国立競技場を南北に半分に区切って、違う業者が工事を進めています。したがって着工は解体工事が終わってからの10月になります。
新国立競技場の施工業者選考は、現在プロポーザル方式で各ゼネコンから技術提案を受けている段階です。設計に対してどういう技術でどのくらいの予算で建設できるかを聞き、最終的に業者を決定すると言います。
解体工事・建築工事の概要と契約内容は次の通り。
解体工事
名称: 国立霞ヶ丘陸上競技場等とりこわし工事(北工区)
事業主: 独立行政法人日本スポーツ振興センター
施工者: (株)フジムラ
規模: 鉄筋コンクリート造5階地下1階建て、解体延べ面積は28,500㎡。
工期: 2015年1月から2015年9月までの予定。
規模: 鉄筋コンクリート造4階地下2階建て、延べ面積は約4,500㎡(JSC本部棟)。
工期: 2014年12月から2015年9月までの予定。
名称: 国立霞ヶ丘陸上競技場等とりこわし工事(南工区)
事業主: 独立行政法人日本スポーツ振興センター
施工者: 関東建設興業(株)
規模: 鉄筋コンクリート造5階地下1階建て、解体延べ面積は約24,000㎡。
工期: 2015年1月から2015年9月までの予定。
建築工事
名称: 新国立競技場(仮称)
地番: 東京都新宿区霞ヶ丘町10-1、渋谷区千駄ヶ谷1-15-1他
用途: 観覧場・集会場・博物館・飲食店・物品販売業を営む店舗・自動車車庫など
規模: 鉄骨・一部鉄骨鉄筋コンクリート造6階地下2階建て、延べ面積は219,500㎡。
建築主: 独立行政法人日本スポーツ振興センター
設計者: 日建設計・梓設計・日本設計・アラップ設計共同体、(株)梓設計
施工者: 未定
工期: 2015年10月から2019年3月までの予定。
入札結果
工事名: 国立霞ヶ丘陸上競技場等とりこわし工事(南工区)
契約者: 関東建設興業(株)
契約金額: 1,505,520,000円(税込)
予定価格: 1,878,731,280円(税込)
工事名: 国立霞ヶ丘陸上競技場とりこわし工事(北工区)
契約者: (株)フジムラ
契約金額: 1,672,920,000円(税込)
予定価格: 2,183,977,080円(税込)