九段坂下の交差点に立つと靖国神社があり、九段会館
(建て替えによる高層化を計画)が見え、武道館もすぐ近くです。九段会館は東日本大震災で天井が崩落して、閉鎖したままになっています。
その隣が旧千代田区役所跡で、区役所は向いのビルに移り、現在は(
仮称)高齢者総合サポートセンター・九段坂病院の建設工事が進められています。
その概要は次の通り。
住所:東京都千代田区九段南1-5-2
規模:鉄筋コンクリート造14階地下2階建て、延べ面積は約25,514㎡(高齢者総合サポートセンターが約5,170㎡、病院は約20,304㎡)。
事業主:千代田区、国家公務員共済組合連合会、九段坂病院
設計:(株)久米設計
工期:2013年6月から2015年9月までの予定。
九段坂下の交差点から靖国通りを神保町方面に向うと、上に高速道路が通っていて、それを過ぎてすぐ左手に九段坂ビルが以前はあったが、いまは取り壊されて更地になっています。
この土地はすぐそばの専修大学が買い取り、校舎を建てるのか利用方法を検討していると言います。
その先の交差点を右に曲がって少し行った所に共立女子学園があります。そこでは大学の校舎の建設工事が始められていました。
概要は次の通り。
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共立女子学園 神田一ツ橋キャンパス 新2号館(仮称)・・・東京都千代田区一ツ橋2-9-8
規模:鉄骨・一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造9階建て、延べ面積は約13,903㎡。
設計:(株)山下設計
施工者:鹿島建設(株)
工期:2014年10月から2016年7月までの予定。
また靖国通りに戻って、さらに先へ行くと白山通りとの交差点があり、それを少し南に行った小学館ビルでは解体工事が行われていました。
概要は次の通り。
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小学館ビル改築・・・東京都千代田区一ツ橋2-1-1
規模:鉄骨鉄筋コンクリート造(地上10階)・鉄筋コンクリート造(地下2階)となり、延べ面積は約17,799㎡。
設計:(株)日建設計
施工者:鹿島建設(株)
工期:2014年3月から2016年5月までの予定。
今度は白山通りを北のJR水道橋駅の方へ向かうと日本大学経済学部の建設工事が行われていました。
概要は次の通り。
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日本大学経済学部新校舎新築工事・・・東京都千代田区西神田1-2-1
規模:鉄骨・一部鉄筋コンクリート造14階地下2階建て、延べ面積は約14,515㎡。
設計:(株)桂設計
施工者:(株)フジタ
工期:2014年2月から2017年3月までの予定。
青色が経済学部で、左端の建物を取り壊して新しく建て替える予定。
まだ工事は進んではいないようで、土を掘ったりはしていません。
この現場の白山通りを挟んだ向かいには予備校の研数学館本部だった古い建物があるが、現在はその裏にある新しい建物に移り、旧館は倉庫として使用しているそうです。現在はもう予備校はやっておらず、受験指導などを行っている。建物は今のところ解体予定はないと言います。
研数学館旧館
ここからお茶の水方面へ向かいました。日本大学病院が移転してその跡地に新しく大学と病院が出来るようです。
概要は次の通り。
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日本大学歯学部新校舎(大学・病院)・・・東京都千代田区神田駿河台1-8-13
規模は鉄骨造7地下2階建て、延べ面積は24,000㎡。
高さは一期工事が52メートル、ニ期工事は46メートル。
設計は(株)石本建築事務所
施工者は未定
工期は2015年2月から2020年12月まで。
解体される日本大学病院とある建物
近寄ってみると立ち入り禁止の黄色いテープが張られています。
<お知らせ>として、「平成26年10月1日より駿河台日本大学病院は日本大学病院として移転しました」とあります。
今度はJR御茶ノ水駅の北側にある順天堂大学病院に行って見た。神田川を渡るとすぐのところだ。解体工事は終わって、基礎工事を始めているようでした。
解体せれる歩道橋にあった張り紙
「建築計画のお知らせ」には次のようにありました。
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順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)B棟建設工事・・・文京区本郷2-201-1他
病院の規模は鉄筋コンクリート・一部鉄骨造21階地下3階建て、延べ面積は約45,214㎡。
設計・施工は清水建設(株)
工期は2012年2月から2016年3月まで。
そばの歩道橋の解体工事のお知らせがあった。取り壊した後はすぐに掛け替え工事に着手し、1年後に完成する予定です。
その歩道橋の架かる道路を挟んでこちらでも病院を増築するための施設の解体工事が進められていました。
増築工事の概要は次の通り。
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順天堂キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)1号館増築工事・・・文京区本郷3-309-1他
病院の規模は鉄骨・鉄筋コンクリート造9階地下1階建て、延べ面積は8,515㎡。
設計・施工は清水建設(株)
工期は2014年12月から2016年5月まで。
次に神田川に沿って外堀通りを秋葉原方面に歩きました。
途中で地下鉄が姿を現して、神田川の橋を渡りました。
神田川とその右がJR中央線などの線路
鉄道博物館の跡地
秋葉原に来ると鉄道博物館があった場所もすっかり変わってしまい、ビルが建ったり高架下には店が並んでいた。そこを過ぎると建設現場が目に入りました。
一つは鉄骨を組んで建物の骨組みは出来あがっていましたが、道路向かいには白い壁に囲まれた建設予定地があって、ホテルが建つようでした。
その概要は次の通り。
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(仮称)神田MSビル新築工事(ホテル・店舗)・・・東京都千代田区神田須田町1-16-1他
規模は鉄筋コンクリート12階建て、延べ面積は約4,174㎡。
建築主は(株)万惣
設計は(株)アトリエ・リガ・テ都市建築計画
施工者は未定
工期は2014年7月から2016年3月までの予定。
道路の向こうの白いフェンスに覆われた所が建設予定地
ここからJR山手線などの線路を潜るとまた建設現場がありました。
概要は次の通り。
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(仮称)神田現業事務所・・・千代田区神田須田町2-10-1
規模は鉄骨造8階塔屋1階建て、延べ面積は約7,847㎡。
建築主は東日本旅客鉄道(株)
設計も東日本旅客鉄道(株)
施工者は東鉄工業(株)
工期は2014年5月から2015年11月までの予定。