埼玉県のふじみ野市(旧上福岡市)にある福岡河岸記念館。江戸時代から明治時代にかけて、新河岸川を使って川越と江戸(東京)を行き来する舟の、その荷を取り扱う船問屋をしていた福田屋が、この記念館になっている。
写真の建物は帳場が置かれた「母屋(主屋)」で、他に木造3階建ての「離れ」と「文庫蔵」という倉がある。建てられた時期は明治時代になる。
「離れ」の3階から東方面を見たところで、手前に新河岸川が流れ、遠方にさいたま新都心のビル群が見える。
「離れ」の3階から正面入り口の門の方を見たところ
この「離れ」は来客用として使われていたという。
それにしても階段は狭くて急で、上り下りに神経を使う。
2階からの景色
1階のガラス戸
回りを曇りガラスにして、真ん中を枠で縁取った透明なガラスにして、後ろの庭を写し込んで、あたかも額縁に飾った絵であるかのように見せている。
見る角度を変えると、写し込まれる庭の景色も変わる。
右の建物が「離れ」で、左が「文庫蔵」。「離れ」は3階まで通しの柱が使われている。